ドラゴンボートの大会に出場して腕がもげそうになった話。

伊佐市 ドラゴンボート

去年の今ごろはベトナムにいて、南国特有のうだるような暑さにヒーヒー言っていたのだけれど、伊佐の夏も暑くて熱い。

一ヶ月ほど前、伊佐に移住してきてまだ間もない頃、8月5日に開催されるドラゴンボートの大会に一緒に出ないかとのお誘いを受けた。学生時代カヌーを少し齧ってはいたけれど、ドラゴンボートには乗ったこともなく、何人で漕ぐのかも、どれくらい漕ぐのかも、そしてどんだけキツイのかもその時は知らず、単純に面白そうと、お誘いをありがたく受けることにしたのだった。

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ドラゴンボートは究極の団体競技とも呼ばれていて、みんなの息がピッタリ合わないと誰かがブレーキになってしまう。ものすごく漕げる人がチームにいてもそれだけでは勝てないそうだ。

大会までの1ヶ月間、全員が集まって練習できたことは1度もなかったけれど、大会後にうまい酒を飲もうというシンプルかつ最高の目的に皆の心が一つになったのか、結果はなんと2位と0.46秒差で優勝(市内職域の部)……。

まさか優勝しちゃうなんて……とみんな笑いながらそれはそれはうまい酒だった。ただ、利き手と逆の左漕ぎをしたため、左腕がこの時点で死亡。

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そして翌日、外回りから戻る途中、建物の壁に絵を描いている人たちを見つけた。運よく手伝わせてもらえることになり、写真左手の青い部分をペンキまみれになりながら右腕で塗り塗り。

伊佐市菱刈にあるコンテナヴィレッジ268さんと道路を挟んで隣にある建物に絵が描かれていて、実はその絵があんなことになっていたり、こんなことになっていたり、訪れる人が楽しめる仕掛けがたくさんしてあってもうここで話してしまいたいとこだけれど、近日、正式なプレスリリースがあるそうなのでまだ内緒にしておきたい。(※8月19日にお披露目パーティーが計画されているようです

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ドラゴンボートで左腕、ペンキ塗りで右腕。大会から二日経った今日、僕の両腕は筋肉痛の極致でもうもげそうです。